写真は数年前になりますがとある
大手の女性専用サーキットジムの
「姿勢改善」の何か?wをしますという
新聞の折り込みチラシに書かれた絵。
骨格がこうなってるから背中がまるんだり
お腹がたるんだ姿勢になっているという
説明が書かれていました。
「骨盤の後傾からくる姿勢の崩れ」です。
色々な書籍やネット等で調べても
ほとんど同じように説明されています。
じゃあ「何か問題が?」
という声が聞こえてきそうですが…(笑)
私の感じている感覚や考えは全く違います。
骨盤が後傾しているならそれは
「バリバリのスーパーアスリート」です。
そんな人がお腹が出ていたり猫背で
肩こりなんてありえませんよね?!
そもそも本当の「猫」だって
運動神経は抜群です。
肩こりが…(笑) なんて言ってる
猫なんていないと思います。
会話が出来ないので本当のところはわかりませんが…(笑)
では、私がイメージする骨盤が後傾している姿勢ですが、
よく例えるのはボクサーが構えている姿勢です。
↑は私が出来る限りの骨盤の後傾をした写真です。
確かに背中は丸まっていますが決定的な違うのは
「お腹」です。 ポッコリしていますか??
今度は出来る限り骨盤を前傾させた姿勢です↓
どうでしょう?
始めの写真の姿勢に似ていませんか?
私のイメージではお腹が出て背中が丸んで
顎が出てしまうことで首がまっすぐに
なってしまっているほとんどの方が
強い前傾姿勢です。
この「強い」がポイントです。
骨盤の前傾とは腰を反ることで発生します。
いわゆる「気をつけ」の姿勢で
とってしまいがちな
腰を反って胸を張ってS字を描く
↓こんな感じです。
世間一般のイメージではこれが
「良い姿勢」と思われていますが、
肩こりが酷い方が周りの人から
「姿勢だけはいい」と言われている事が
意外と多いのはこの「気をつけ」の姿勢が
良い姿勢だと思われているのが原因だと思います。
本当に良い姿勢なら肩こりなんて
起こらないとないと思いませんか??
ちなみに私がイメージする良い姿勢とは
骨盤が前傾でもなく後傾でもない
ニュートラルの状態は↓こちらです。
気をつけの姿勢ではすでに腰が反り過ぎています。
それなのに「腰をもっと反って背筋を伸ばして」
と指導されてさらに腰を反ってしまう。
腰は反れば反るほどお腹が出て
反対に背骨は後ろに倒れていきます。
赤い三角が骨盤
黒線が背骨です。
青い矢印は腰を反った時の
力の方向です。
これでお腹が出っ張ります。
実際の姿勢だとこんな感じ↓